ソゾロアルキ 福岡青春旅情篇


福岡行ってきたー!福岡はなんてスゴイ街だ。都市中心はまるで東京で、銀座で、渋谷で、新宿で、お台場で。私はホントに福岡に来たんだろうか。と思った。昼に着いたので「一蘭」という壁で遮断されたカウンターで、食べることだけに集中するように設計されている。そこでラーメンを食し。太宰府へ。
境内。至るところに牛が横たわっている像があった。これもちゃんと理由があるんだが。メンドクサイので書かない。
最後のほうは「ウォーリーを探せ!」のように「あ、あそこにもいたぞ!!」と誰にいうワケでもなく。カメラに収めたりけり。


福岡サンパレスには開演のスゴーク前に行ってしまった。意外と早く着いてしまったのだ。で、入り口でぼーっと立っていたら、ドンドンウシロに列が出来た。席があるのに、わざわざ開場前に行くのはもう止めたい。なあと。思っていた。寒いし。開場した。
会場は意外とデカク。しかも。1階席も埋まらない。恐ろしい状況だった。ライブはハートウォーミングだった。そして燃えていた。
「悲しみの果て」でも「昔の侍」でも「soul rescue」でも「今宵の月…」でも「新曲」でも「月の夜」でも「ガストロンジャー」でも。なんだって。なんでも。宮本が歌い上げる。その全てのウタに。タマシイが共鳴している。自分に酔いしれた。脊髄の奥のほうから、新しい何かが生まれているのを感じた。末梢神経は冷静に。伝令をそれぞれの神経系に指示。リズムを刻み。拍手することを。レスポンスし、共鳴することを許可した。

スピーカー目の前で。鼓膜はエレカシで。埋まる。死んでいた細胞は生き返り。キセキを産む宮本のコエを全身で感じた。あの目を見たか?あのエネルギーを。あの発光体を私は見た。世紀末。私にとっての「今世紀最後のエレファントカシマシのライブ」をこの眼に焼き付けたのだ。

フラフラとしかしココロはなぜかホントに暖かく。(なぜかホントにココロが暖かかったのです!)コンサート会場を後にして。福岡の優しいネオン。クリスマスムードイッパイの街のヒカリに包まれつつ。九州の酒をと。焼酎をイタダキ。魚介類をムサボリ。酒をアオリ。ステキな福岡のヒトビトのココロに触れたのでした。


次の日。案内してくれるというとてつもなく親切な人がいて。市内を観光。
福岡ドームは恐ろしくデカク。度肝を抜く。コレは「ドヨウイチノイチ〜!!」とか云って、ダイエーをバカに出来ねえ!と思った。

Zepp福岡を見て。発見して。興奮して。なぜか。10枚程写真を撮り。
有名人のブロンズでできた手がイッパイ並んでいて。

ボンジョビがスゲーでかくてビビッた。





                    曙もデカイ。

    村田チョウジとも握手した。


ヘンなお面の照明。ホテルの一角にあった。


福岡タワーを制覇し。タワー内のエレガ(エレベーターガールですな)にゾッコンイカレ。
「結婚してくれ!そして、毎朝オレの味噌汁作ってくれ!!」
とエレベーター内で「求愛のダンス」を披露したが。受け入れられず。あえなく玉砕。



福岡タワーにライトアップされるのを待って。外に立っていた。待っていた。

待っている間にいた博物館と彫刻のヒト。


コートをコインロッカーに置いてきてしまった。セーターの下はグルーヴァーズ仕様のアノ「ゴルバチョフ」Tシャツだ。死ぬかと思うくらい寒かった。

強風を予測できなかった自分のミスだけに。悔しい。まあ、しかし昨日のライブで宮本はバッチリこのシャツを見ていた。3列目だけに。じーっと腹部を見ていた。気がするよ。そう思わなけりゃやってらんないっつー話だ。

その博物館の正面には水が張っていて、落ち葉が水に揺れていた。

飛行機までの時間。小松丸というまたコレが素晴らしく美味い和風の店で。魚介類。トテモ新鮮で。フグの天麩羅や。サバイタばかりのにゅるにゅると。蠢くタコの足を沸騰した出し汁に投入してさっと火を通してモミジおろしなぞで戴く絶品料理に。「美味い!!」と絶叫したわけだ。ハオ!!とか云った訳だ。

東京へはあっちゅうまで。1時間くらいで着いた。東京タワーには「2000」のライト。最終電車(だったかな?)の車中で迎えた誕生日。24日。私は27歳になった。

帰りの飛行機から見えたどこかの街の夜景。