エレカシのコンサートにはじめて行ったのは、98年のお正月、日本武道館でした。
行ったやつの感想。コレから徐々に過去のものは増やしていく「予定」です。
最終更新日 02/10/22
行ったライブ一覧
2002年
2002年10月19日 仙台BEEBベースメントシアター
2002年9月28日 日比谷野外大音楽堂
2002年6月6日 JAPANCURCIT 赤坂BLITZ
2002年5月31日 渋谷公会堂
2002年5月30日 渋谷公会堂
2002年5月6日 戸田市文化会館
2002年5月4日 LIVE FACTORY
2002年3月10日 渋谷タワーレコードインストアライブ
2002年2月17日 HEY!HEY!HEY!
2001年
2001年11月21日 SHIBUYA−AX
2001年11月20日 SHIBUYA−AX
2001年11月14日 ON AIR OSAKA
2001年11月10日 名古屋クアトロ
2001年7月8日 日比谷野外音楽堂
2001年7月7日 日比谷野外音楽堂
2001年6月1日 Zepp Sendai
2001年5月20日 Zepp Tokyo
2001年5月19日 Zepp Tokyo
2001年1月4日 日本武道館
2000年
2000年12月22日 福岡サンパレス
2000年12月11日 神奈川県民ホール
2000年12月10日 千葉県文化会館
2000年12月6日 戸田市文化会館
2000年11月14日 下北沢SHELTER
2000年7月30日 河口湖ステラシアター
2000年7月2日 日比谷野外音楽堂
2000年7月1日 日比谷野外音楽堂
2000年6月2日 新宿リキッドルーム
2000年6月1日 新宿リキッドルーム
2000年5月18日 金沢AZ
2000年4月29日 渋谷タワーレコード B1 「インストアライブ+トーク+マルヒ」
2000年4月25日 神戸チキンジョージ
2000年4月4日 渋谷タワーレコード B1 「PHAMTOM」
2000年3月30日 渋谷クアトロ
2000年2月20日 HEY!HEY!HEY!
2000年1月4日 日本武道館
2000年1月3日 日本武道館
1999年
99年12月25日 仙台県民会館
99年12月8日 川口リリア
99年11月14日 渋谷クアトロ
99年11月14日 HEY!HEY!HEY!
99年11月9日 新宿リキッドルーム
99年8月24日 名古屋クラブクアトロ
99年8月17日 PIA Music Foundation SPECIAL 横浜アリーナ
99年7月24日 LUST FOR LIVE act.2 赤坂BLITZ
99年7月21日 LIVE FACTORY721フジテレビ BANG PARKステージ
99年7月4日 日比谷野外大音楽堂
99年7月3日 日比谷野外大音楽堂
99年6月20日 ZeppTokyo
99年6月19日 ZeppTokyo
99年1月4日 日本武道館
99年1月3日 日本武道館
1998年
98年12月24日 大阪厚生年金会館
98年12月23日 大阪厚生年金会館
98年8月23日 日比谷野外大音楽堂
98年8月22日 日比谷野外大音楽堂
98年4月26日 渋谷公会堂
98年1月3日 日本武道館
2002年10月19日(土) 仙台BEEBベースメントシアター
1.夢をみようぜ
2.新曲1
3.新曲2
4.野音で聴いた 長い インスト
5.女神になって
6.暑中見舞 −憂鬱な午後−
7.デーデ
8.武蔵野
9.普通の日々
10.秋 −さらば遠い夢よ−
11.即興曲−仙台の歌−
12.月の夜
13.新曲3
14.極楽大将生活賛歌
15.ファイティングマン
アンコール1
16.真冬のロマンチック
17.せいので飛び出せ!
18.あなたのやさしさをオレは何に例えよう
アンコール2
19.浮き草
20.花男
番号は370番。きちんと順番通りに入れるのかと思って適当に並んでいたら、全然チェックしないで。そのまま入れてた。成ちゃん側の壁で待つ。周りはスカスカ。いやスキスキ。いや。楽々。
19:00過ぎ。かなり押して。客デンが消える。この瞬間にバクンと心臓が鳴る。あ。コレか。
セットリスト
1.夢をみようぜ
(なんかわからんが楽しかった)
2.新曲1
(メシかき込んでー読みかけの本を読んでたらー♪っていう唄。おーおおおー♪の部分が「石橋叩いて…」の雰囲気。宮本の地の底から持ってくるような野太い声。良い。)
3.新曲2
(夢から覚めし人よー♪…さあー出掛けようー追い掛けて行こう…♪とか。自然の摂理…♪とか…明日へー行け!行け!♪と。最後の方「邪魔だ!邪魔!!邪魔!!」って。ウシロの方を指して言っていた。そのあと、ソウルレスキューみたく語りみたいの入れてた。そういう歌詞なのか。ほんとに邪魔だったのかよく分からない。)
4.野音で聴いた 長い インスト
(やっとこんな感じだったのか。と。初めて曲を聴いた感じした。野音で一体何聴いてたんだろ。ダイナミック。ガムバレトミー!!!!!!!!!!と思った。全然見えなかったけど)
5.女神になって(4から。そのまま流れるように。ギターを置いて。タンバリンフリフリ君)
6.暑中見舞 −憂鬱な午後−
(ボーっと聴いていた。カウントとるとこでマイクを頭にガンガンやっていた。「勝利のことや あなたのことを!」の部分ではガッと指していた。)
7.デーデ
(コレもボーっと聴いていた。「金持ちとりもち♪」のとこは歌った。こっちきて。睨まれた気がする。この時だけ。ピンポイントに目が合った気がした。)
8.武蔵野
(しみじみ聴いた。)
「今日はようこそー!ビーブベースメントシアターっていうことで。シアターってことは映画館だったんでしょうねえ…今も映画やるんですかねきっとね…でもエレファントカシマシのライブ楽しんでくれー!!ドーンと行くぜエブリバディ!…そしたらじゃあ普通の日々を聴いて下さい…」
9.普通の日々
(宮本って。半音上がる時。スコーンって声が抜ける時あるけど。鼻に掛かるというか。これ意識してるのかなあ。あの何とも言えない抜けが心地良い。いつもドキリとさせられる。)
「……元気だねえ…」と言ってアコギ。少しジャーンとやる。そのまま「秋」のイントロへ。
10.秋 −さらば遠い夢よ−
(アコギとピアノ。やっとこの曲が合う季節が来たなという具合。「少しだけ…(駆け出してを)急いで…」と唄った。)
アコギ鳴らして…
「でもあのーあんまり面白い話じゃないって、最初に言うのもね…あの最近あの若干ねあのこの前思ってたのはあのもう俺は36でしょ?妙に明るいんですよ毎日…んで…それはどうしてかってっつーと…あのーだいたいあのーだいたい40ぐらいの人っていうのは明るいですよね?あの妙に。そんであのー…だいたいこの辺の石君あたり少しものすごい自分でもコレは全然面白くないっていう冗談を立て続けに言ったりしますからね…まあこれはやっぱり所謂中年のねあの出てきますよね…良い意味でねまあ明るいってことはいいことですよでもでも。言う人いますよね「もうどーせお前もう終わってんじゃん、どーせ!」みたいなね!…そうでもないですか?あの40ぐらいのオヤジが言うんですけどね。ええ…「もう終わってんだから、もうとっくの昔によー!」みたいなこと言いませんか?そんなことないですか?それを明るく言うみたいなね…んであの変な話あの飛行機なんか飛んでますとね「なんかどーせだったらあの飛行機落ちるとおもしれーんだけどなあー」とかね。言っちゃう人いるんですよ。シャレになんないですね…」
と。石君に助けを求める。宮本。会場少し引く。
「そいういうちょっとこうもうエネルギーみたいなものがね。こう落ちていくこう表面的な明るさをこう…ね…(しーん…チョット笑い)地味に勝負していきます。」
11.即興曲−仙台の歌−
「 仙台…仙台…田舎モン発言があったとはいえー俺達を暖かく迎え入れてくれてーありがとー!
仙台!OHYEAH!杜の都仙台!EVERYBODY!今日はエレファントカシマシのコンサート!土曜日サタデーナイトに選んでくれてありがとー!OHー!仙台!東北唯一のライブです。今回!今日は俺達ライブの二本目!ツアーの2本目短いね10本だけどよーでも札幌で今日は今日は…俺達ー仙台!仙台!OHYEAH!まだまだいくつもりでいるからー最後まで楽しんでーくれ!仙台!仙台!YAHYAHYAH…仙台…持ち上げ過ぎたかな…」
「でも焦らなくても蒸し返えさなけりゃいいのにまたいろんな人に言われまして…」アコギジャーン…
「ちょっと古い曲で20…4歳くらいの時に…」
12.月の夜
(良かったねえ…うーん。前半の宮本の声としっとり入ってくるピアノ。後半の昇華へ。)
エレキギターに替えて。短めインスト。トミのリズムをとにかく合わせてるという感じ。の後。
13.新曲3
(トミのバスドラが炸裂。曲調は「荒野を行く浪人ヒトリ」といった具合。コレは「イメージ」ですが。新曲の中で1番ぐっとキタかなあ。こんな宮本の部分が好きなところだなあ。
「真実の声…それがmessage!!それがmessageよ!!」とか唄う。「メッセージ」っていう部分がとても印象的。messageっていうタイトルになるのかなあ。「もう1度…でーかーけえーてーゆーけー!!!」の部分が好きだー!!!太い良い声。)
14.極楽大将生活賛歌
(良かったねえ。満たされていくというか。やれるもんならやってみろよ。を聴けた。
前に立っていたエレカシを全然知らないで来た2人組の男子は「兄ちゃんも姉ちゃんも…」の部分で爆笑していた。どこで盛り上がって良いのか分からないらしく。前の女子のノリを真似ていた。その向こうに宮本の横顔がライトに光り。恐ろしいほど綺麗に見えた。)
15.ファイティングマン
(満腹っつーか。もう満たされちゃった感じで。ホフウッ!と溜め息。ついてたら。石君のギターから入るイントロ。踊るしかない。イエー!!イエー!!って。宮本が盛り上げるまでもなく。会場は熱気に包まれた。皆歌ってた。予定調和で客と合わせたくないのか。音をずらして唄う部分で。「俺が握ってんだ」って。してるみたいだった。「俺が回すんだ的」な。)
アンコール1
16.真冬のロマンチック(宮本の横顔。「もうこうなりゃ皆で昇天さー」の時のあの顔。印象的だった。)
「真冬の曲…こりゃあのー…」
って言いながら、マイクスタンドを動かして係の兄ちゃんにぶつけて。「あごめんなさい!」兄ちゃん無表情無言でスタンドを持っていく。
「あのー昔の曲なんですけどあの……えっとでも昔っつってもでももうなんだえっと…昔つっても5年前つっても5年前って昔じゃねえか…えっと…あの…わりとこうダンディブラザースで成ちゃんと一緒に!成ちゃんがプロデュースした一緒に作った曲なんです。珍しい曲なんですけど…あの聴いたことない人もいると思いますねもう一生懸命歌いますんでねあの…聴いて下さい…えっとなんだっけ?えと「せいので飛び出せ!」」
17.せいので飛び出せ!
(大合唱。この曲が1番良かったー!!スゴイ良かったー!!!「せいのでーい!せいのでーい!せいのでーい!」は歌ったモン勝ちつーか。石君の声もよく聞こえたなあ。宮本もこんなにこの曲で。盛り上がると思ってなかったみたいで。みんな拳突き上げての。良い曲だよ。ほんとに。)
「エブリバディどうもありがとー!またパワーアップしてくるぜー!エブリバディ!元気でー!皆もパワーアップしてってくれ!それまでに…」全員でギャウーンと合わせて。
18.あなたのやさしさをオレは何に例えよう
(トミが…1−2−3−4!とカウントした。うわー!と思った。うわーと思ったしか言えないなあ。「一緒に歌おうー!」と言った。「一緒に行こうぜー!」とも言った。 渡辺さん含め4人がそれぞれソロを。ライフの時よりも1人のソロが長いように感じた。渡辺さん「37歳。良いヤツです。」って言われてた。
トミもよかったけど。成ちゃんのソロよかったなあ。渋い。成ちゃん側にいたけど。成ちゃん5秒くらいしか見えなかった。スピーカー載せてる台の隙間からムネから下は常に見えてたんだけど。この時やっと見えて。前髪が全部揃ってるみたいに見えた。石君は「男らしいヤツです」と言われていた。髪の毛掴まれて前に出ていた。)
アンコール2
19.浮き草(ドラムのイントロでマジかいー!?だった。)
宮本が皆に「花男」って言ってるのが見えた。そうか…花男かあ。と思っていた。曲の出だし。トミが間違えて別の曲を叩く。宮本が違うよって。止めて。やり直して。
20.花男
(コトバに出来ないや。どんとやれー!で胸を叩く宮本が「俺の姿を忘れるな。」だもん。)
満腹中枢が限界だった。
野音で感じたかったのは。コレかもしれない。つーかコレだったんだと思う。近くで見れたってことでもない。新曲と花男が聴けたことではなくて。「コレから」が見えなかったからなのかと思っていたのだが。そうでもない感じで。なんかエネルギーみたいなもの。宮本からいつもは何か出てる。なんかこう…パワーというか。何にも感じられなかったというか。つーかきっと、それを感じ取るパワーが自身になかったんだろかーとか。それが今回のツアーでは自分が感じられるくらいになっていた。曲の一瞬にあっという間に引きずり込まれる感覚が戻ってきた。リハビリ的というか。リハビリにしてはイキナリ過ぎって感じもするが。まあ。コトバにすると軽くなるし。誰も自身の文才には期待してはいないのだから。自己満足中枢を越えていこう。(02/10/22)上に戻る
2002年9月28日(土) 日比谷野外大音楽堂。
結婚式を蹴っての参戦。それほど私はこの野音に賭けていた。席はC席13列101番。毎年思う。先行の意味ってあんの?
開演ギリギリに入る。野音は開演ギリと決めている。リハを聴きたくないから。以前。リハで「サムライ」を聴いてしまい。本番での感激が薄れてしまってからのトラウマ。ライブの意味がなくなる。だから。
買っていたビヤーをぐいと空ける。体調はいつもどおり最悪。風邪薬と頭痛薬を流し込む。それでも神経はギリギリと音を立ててる感じだった。
一発目。予想は「奴隷天国」自分の中で決まっていた。CSもない。虫の泣く音。照明が落ちる。
フラッとやってきた参人。その後に宮本。この時点で「奴隷天国」はなくなった。ギターを持つ宮本。ココロはザワザワ揺れる。
イキナリのイントロ。誰がこの曲を予想する??「夢をみようぜ」だった。予想は見事に外れ。今回の野音の行方が全く判らなくなる。
宮本のギターソロから。ながーいインスト演奏。一瞬新曲が来るのかと思ったが。そうでもなさそうだった。その流れからの「女神になって」。
ギターを外し。「暑中見舞」。この肌寒い天候に。こだまする「俺達の憂鬱」である。「俺の両腕いまだ勝利無く されどこれという敗北も無く」の部分は聴き逃さないように。耳を慎重にさせた。
畳み掛けるように「デーデ」。「星の砂」の流れを期待したがそれは無かった。打ち込みの音。
「風に吹かれて」。そのまま「武蔵野」。大事に歌うといった感じ。最後の部分も少しアレンジを替えている。「サンキュー!俺達は確かに生きている今!」と言う。宮本が「流れるような進行」と言っていたように。恐ろしいほどスムーズに。止まらない。話を突然始めたり。ということが極端に無かった。ギターを置き。「普通の日々」で。宮本は透明になる。コレを聴く幸せ。「どうもありがとうございました」と言う。
「やなこともうれしいことも みんなみんな知ってる エビバデ日比谷の野音!懐かしいなんか甲子園球場みたいに思えてきた!別に甲子園に思い入れはないけどーエビバデ!なんか今日も良いコンサートになりそうな予感がするぜエビバデー!日比谷の俺はこないだ免停になって1ヶ月以上近く車に乗ってないけどー1ヶ月が経つの結構遅くて得した感じがするぜーエビバデみんなこの1ヶ月どうでしたかー?この1ヶ月どうでしたかー?オーケー今日はエビバデエレファントカシマシのコンサート!やーおーんーやーおーんー盛り上がろうぜーやーおーんーエビバーデーこんな気持ちで俺は歌っているぜー」という曲。
の後に「月の夜」だった。コレ聴いたのはいつだ?オルガンが入り。後半に入ると参人が入ってきて。一気に昇華。そして最後のオルガンとギターと宮本の声。素晴らしい演奏。そして「秋」がくる。武蔵野からの流れはココで1つの頂点となっていたのだ。
「ちょっと古い曲を何曲か聴いて下さい」と言う。そんで。「ひまつぶし人生」耳を疑う。トキオリ「へっ!」って言う宮本。最後「もう一回!」と。繰り返した。この歌詞が今の宮本と何か重なっているのかと思った。この歌詞の中の宮本は。もうズイブン前の宮本なのに。この曲と共に時間の流れとかそういうものが全然無くなって。スット入ってくる瞬間みたいのを感じた。えっ?っていう。アノ感じなんだろ。
「極楽大将生活賛歌」「どこいきましょう?」っていう。一体何処に連れていかれるのか?殆ど判らなくなっていた。どうしてコレを唄うんだろう。導火線か??俺。油は充分注いでいる。火が全然見えない。そんな感じなのだ。以前聴いたときのアノ弾ける感情が生まれてこない。どこまでいっても。なんでだろ。
メンバー紹介。「ボニージャックスみたいになってますけど。」(前三人が全員黒シャツ黒ズボンだった)トミは赤シャツで「個性を発揮してます。」
「ファイティングマン」
じっくり火が付き始める。メラメラはない。でも。じわじわくる。なんか冷めてる自分が。どっかにいて。踊り出したくなる自分を完全に殺してしまった。
アンコール
「おまえと突っ走る」
あっ!いい曲だなあ。と思う。
「男餓鬼道空っ風」んー????ぐわーっとなる。あ。やっぱり。宮本はカッチブーなんだ!と。うわーっとなる。トミのパワフルブリをやっと確認する。いつもはそんなことないのに。余裕が無い。すごくギリギリしている自分がいる。それまで他のメンバーなんて全然観てなかった。
「いつものとおり」時よ止まれ!と願ったのはこの時だった。宮本のどえーい!が聴けたので失禁。
「もうちょっと…もうやめますか?」と。
「星の降るような夜に」
「お約束でもいいかい?どーせお前らも明日も明後日も生きてんだろ!どーせ!俺もそうだが…今日は幸いに星が出てないけどもじゃ明日も明後日も歩いていこうぜ!いいじゃねえかよ!オイ!お約束でもオイ!どーんと行こうぜエビバデ!1−2−…1、2…」
歩こうぜ!そうだよなそうだよ。うんうん。と願う。宮本が学校の先生のようで。レッツビギンの世界っていうか。なんていうか。あれ目指していこうぜ!と。なんか言われているようで。でもなんだか。やっぱり置いて行かれてる感が強くなってくる。石くんのソロギターも。なんか霞んできて。
MCに。「かわいー…」という女性の声。嗚呼。そうだよ。そうか。頭の後ろのへんがボワーっとしてくる。
「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」え??…もう終わりなの??茫然としてしまう。演奏中。何か手の中の砂がザラザラとこぼれていく感じだった。「またパワーアップしてやってくるぜ!」と言って。そこだけホントに拍手してしまう。祈りに近かった。
「花男」やらないから?「新曲」が聴けないから?と。自問自答のアンコール。
「この世は最高!」ビックリ。ホントかよ。コレが出てくる??
ノッてる。ノレる。んだけど。なんか。燃え上がっていくような。そういういつものアノ感じが出てこない。ジャストミートしてこない。ノリノリくんなんだよ。でも。血管が切れた!ところまでこないんだー。
演奏が終わると宮本は野音限定のTシャツを客席に放り投げた。そして去っていった。完璧に置いて行かれてる。自分だけが取り残されている。客の熱は。もっと上にあって。客と一体にもなれない自分に焦りを感じ。必死にアンコールの拍手を打ち続けた。
何が足りない?何が??自分でもわからない。一人不完全燃焼と化してしまった。きっとすごく良いコンサートだったと思う。良かった?良かった。楽しかった?…ウーン……楽しくなくない。でもね…でもでも。いつものアノ感じがないんだ。何時までも何処までも開放してくれるアノ感じだ。
セットリストを今見ても「あれやこれや大変だ」なのに。曲によって感情が上下してしまう。「アタシのことは遊びなの?」という愛人の気分だった。憎らしい。でも。やっぱり好きで堪らない。全てを許してしまう。そんな感じだった。それは「普通の日々」や「いつものとおり」を聴いてる時に感じた。宮本の表情は遠過ぎてどんな目をしていたのか全く判らない。光は灯っているはずだ。と。信じたい。声だけを頼りにその心情を探るしかない。
自分の中の振り子の幅が大き過ぎた。それは新しいとか古いとかそういうの全然関係無くて。なんだろ。上手く言えない。言えなくても良いんだ。でも。嗚呼。これからどこいくんだろう宮本は。
1.夢をみようぜ
2.(インストの演奏ながーい。)
3.女神になって
4.暑中見舞 -憂鬱な午後-
5.デーデ
6.風に吹かれて
7.武蔵野
8.普通の日々
9.即興曲
10.月の夜
11.秋 -さらば遠い夢よ-
12.ひまつぶし人生
13.極楽大将生活賛歌
14.ファイティングマン
15.おまえと突っ走る
16.男餓鬼道空っ風
17.いつものとおり
18.星の降るような夜に
19.あなたのやさしさを俺は何に例えよう
20.この世は最高!
(02/9/29)上に戻る
2002年6月6日 JAPAN CURCIT 赤坂BLITZ
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番号は165。しかし、開場17:00の開演が18:00で。そう何度も早退しますともいかない。とても間に合わない。駅に到着したのは18:20。私が行ったエレカシイベントは大抵1番にエレカシが来てたので、今回も絶対そうだと思っていた。だから、あの階段は長く感じたなあ。登っても登ってもブリッツが見えてこない。地獄の階段かと思った。
着いてももう始まってるのか…と中に入る気が起きず、そのままビヤーを。頭痛薬をビヤーで流し込む。カラダは万全ではなかった。買ってる時からエレカシの音じゃなかったので。係員に「エレカシ何番っすか?」と聞くと「それは教えられないんですよー」とか言われる。教えても損にはならんだろうが。
左から中に入るとドア前にもう人が一杯いる。満パンなのか???と。1度出て今度は右から入る。コッチはすいていた。会場は3層に高くなっていて。その2番目のフロアが空いていたので。そこでビアーを空ける。
1番目のバンドは1.5曲聴いて終わった。エレカシじゃなかったことの安堵感とビヤーとクスリでカラダは保障された開放感がある。機材入れ替えの時間に2段目のフロアの1番前に行ける。ステージ全体が見渡せるのでココに決める。フト前を見るト、知り合い君。やあ。と声を掛ける。ちょっとラリッテいたので。目が怪しかったと思う。知り合い君は怯えながら対応してくれる。
スモーガス。
2人のラップやる人。1人がイタリアサッカーのユニフォームを着ていた。「上がってくぞ!上がってくぞ!どんどん上がってくぞ!」と言う。どこに上がってくんだろ。なんか。ライズみたい。でもなんか言ってることは大して変わらない
「俺は何が正義かを見極める為に戦っていくんだ。」とか
「俺は嵐だ!アイアムストームボーイ!」と言う。全部ラップ口調。中学生か。爆笑してしまう。「嵐」だって…アイアムストームボーイ…のわりには普通じゃねえか。宮本が「ガストロンジャー」で「あいつらの化けの皮剥がしに行くんだ」とどこが違うのか…というと。ははは。でもこのバンドはドラムが女だった。コレがすごい良いと思う。女のドラムを見ると気合い入ってる気がする。ああ。まさにストームボーイだよ。と思う。彼女、小さかったけど、一生懸命爆裂してたので。会場は大盛り上がり。
ゴーイングステディ。
始まるまでずっと「ゴーイングアンダーグラウンド」が出るのかと思っていたので「ミラージュとかやるんですかね?」と知り合い君に言う。会場はゴイステ(というらしい)ファンが満載。始まる前からテンションMAXである。会場の客殆どがコレ目当てだったみたい。ボーカルのアフロ君が出てきた。こんバンドはきっとこのアフロ君のバンドなんだろう。曲はとても良い。歌詞とかも。こういう初期衝動というのはもう通り過ぎて来てしまったので。ビリビリしたァ!!とはいかなかったけど。でもやっぱりなんつーか。もっとなんていうか。届き易くて届き難いというか。説教臭くて。間の話が。「たとえ世界が無くなっても。僕は君という存在と僕という存在がいるだけで良いんだ。」なんて。「この前のクアトロのライブのあとに。手紙をくれた彼女。今日来てくれてるかわかんないけど。あの左利きのこの手首にはたくさんのリストカットのあとがあって。ゴーイングステディ聴いて、あたし手首切らなくなったよって言ってくれた彼女。僕は君にありがとうと言いたい。」など。でも、会場の若者は合唱が出来るほどのすごい熱気であった。もうあの中に入れないのかなあ…。
エレカシ。
会場が明らかにもう「エレカシって?」の雰囲気。前方はどうか知らないが。私のいた後方はもう。一休みモードのゴイステファンばかり。
1.奴隷天国(良かった。おめえだよ!がいっぱい聴けた)
2.おはようこんにちは(「近くの芝生に寝転んでー」って寝転がってた)
3.デーデ(ラリッていたので問題なく跳べる)
4.風に吹かれて(良かったー。久し振りに聴いた)
5.女神になって(ルックアウト!)
6.部屋(しみじみ。うーんやっぱ良いよコレ!)
7.面影(またもやしみじみ)
8.秋−さらば遠い夢よ−(果てなくしみじみ)
9.暑中見舞−憂欝な午後−(こないだのシブコウよりもおっ!っと思う)
10.ハローNew York!(金属のイメージ)
11.ガストロンジャー(文句無し!!客層見て替えたな)
アンコール
12.悲しみの果て(骨太。コレが私の初期衝動)
13.星の降るような夜に(石君と肩組んだ!)
14.今宵の月のように(宮本アコギのみ)
15.珍奇男(シブコウのがトラウマになってたので。ビグビグしてしまったが、3日前からリハしてたというだけあった。トミのアレンジがダイナミックであった。決まった時はトラウマになっていたと思われるエレファンが大喜び。そう。俺達同じ)
16.あなたのやさしさをオレは何に例えよう(ホーン隊などはなく、ピアノの渡辺さんと4人の良かった。トミがカッコ良かった。宮本の途中で入れる高音のfu−!ってのが好きだ。大好きだー!!)
周りは棒立ちで聴いてる中、多いに盛り上がった。「ガストロンジャー」では、演奏途中で宮本はマイクを捨て、ステージを去ってしまった。 その後3人でバシっと決めていたので。カッコ良かった。JBかよ。最初から少しテンションが低そうだった。というのも「待ち時間で3時間寝ちまったよ!」と(怒)がつくコメント。その不機嫌さが「奴隷天国」では良い方向に出ていた。ははは。それに。直前ゴイステライブを見たのだろう。急遽曲も替えていったようだ。「上がってくぞ!上がってくぞ!」の初期衝動雰囲気にしみじみ3連発は。ある種。脂ののった熟年バンドの重さと強さを見せ付けた形となる。
アンコールでは、イベントTシャツを白シャツの上から着て。それを脱いで放り投げる。ゴイステファンに渡ってることを祈ろう。「また呼んでくれー!」とか云っていた。「喫茶店に入ろうとしたが、呑み屋しかなくて。赤坂は。トウキョーにも土地柄がある」とか。「俺らはデビューして15年だ」とか。トミは「中学時代からのダチです」と紹介していた。NYの話をするかと思いきや、全然違う話になる。「免許取って3年になっちゃて。もうなんにもすることねえ」とか。
「俺と君だけで良いんだ!」というマッスグさに対して
「何笑ってんだよ!」とか「あくびして死ね!」とか「何もかもが同じ」とか「この世は金だぜ!」とか言ってる35歳。 そのくせ「俺の両腕いまだ勝利無く されどこれという敗北も無く…」とか「勝ちに行こうぜ!」とか「本来のあなたの心に火をともせ」と言う35歳。
厚みもあるが幅もある。タフさみたいなものを感じる。歌ってる人とかが。すごくオッサンに見えた。そんで「やっぱし、エレカシは良いなあ」と思ったイベントであった。(02/7)上に戻る。
2002年5月31日 渋谷公会堂
席は1階13列9番。昨日より半分以上前。成ちゃん寄り。
千秋楽だけにテンションMAX。始まる前からエレカシライブだけにある異常な緊張感。お腹がギューッと痛くなる感じ。
1.奴隷天国(2階部分に向かって、「お前だよ!」という宮本の目がキラキラしてる。良い目だ)
2.おはようこんにちは(絞り出す声、右カメラに寄り過ぎ。)
3.デーデ(「金が友達さ!」の後のヘイ!がずれた。そのせいかトミにマイクを投げ付ける。ワザとかゆっくりに唄う。トミのシンバルをマイクでバンバン叩く。)
4.武蔵野(渋谷ー!!と言う)
5.女神になって(イントロ部分からもうこれ素晴らしく好きです。戸田で石くんコーラス部分の「ルックアウト!」は宮本が唄っていた)
6.部屋(タンバリンを持ち、時々スゴイ激しく動く。これはもっとじわーっと唄えばもっと泣いてしまうな)
7.面影(フルート入る。フルートが入ってるなんて、知らなかった。とても良い)
8.秋−さらば遠い夢よ−(ニューヨークの歌)
9.かくれんぼ(ピアノと宮本)
10.マボロシ(昨日よりも、じっくり聴いた。昨日は泣いてしまったので)
11.暑中見舞−憂欝な午後−(最近の中で1番「うわ。かっけー!」と思った。良い曲だ。)
12.真夏の革命(女神になってと並んで、こっち系で好きな唄。うおーッと思う)
13.普通の日々(声が透明)
(アンコール1)
14.so many people(イントロ部分で、イク。これ聴けたらもうオカズナシでご飯イケル)
15.ふわふわ(↑に続いて、昨日聴けなかったふわふわー。良かったっす)
16.浮雲男(煙草愛好家の唄。それにしてもよく声が出る)
17.昔の侍(昨日よりも、音がちょうどよかった。とてもよい具合。照明がイイ!!)
18.星の降るような夜に(客「盛り上げて!」の声。それまでかなりニコニコ君だった宮本。ブチッとキレル「おめえが盛り上げろよ…バカッ!」の後、「じゃあもう、終わり!」と、帰りそうになる。血の気が引く。ホントに帰るかと思った。あのキレタ瞬間の顔を見たから。でも、ダラダラMCを絡め。アコギも外し。トミに相談…珍奇やらずに成ちゃんを見ながら「ダンディーブラザース、星の降るような夜に」と軌道修正させた。かなりタナボタな1曲。)
(アンコール2)
19.孤独な旅人(アコギでイキナリ「エビバデあたらーしー旅に出よー♪」と唄い出す。すぐ終わる)
20.珍奇男(ココに持ってきて、珍奇男の後半、トミを見ながらセッションっぽくしてたのに、意志が通じず、イライラ。こうだよ!とやってみるが、トミと宮本の息と合わず、いきなりピタッと演奏止めて。トミを睨む。この部分スゴイ緊張感。「星の降るような…」の前の時よりもこの時の方がよっぽど心臓に悪いよ!と、言いたくなるほど。息も吸えず、瞬きもできない時間だった。この沈黙の時間はスゴク長く感じた。しかしそのあとの昇華は4人ならでは。相性の良さというか、もうこれは…を見せつけられる。)
21.ハローNew York!(アルバムに入れないのはなぜ?)
22.あなたのやさしさをオレは何に例えよう(13人という大所帯。今後のエレカシの行方が少し見えた気がした)
終わっても、去り難いというライブはエレカシくらいである。立ったまま呆然とステージを眺めてしまう。もうそこには「熱」しかない。
今回の照明はホントに良かったと思う。青と赤のコントラストは今まで見たことのないエレカシだった。ライブでは音もそうだが、ライトってホントに生かすもコロすも…という具合である。客電つけっぱなしのライブも、それは逆に宮本と客の勝負になる効果になっただろうし。
ホーン隊のカッコ良さ。ストリングスの繊細さ。は。宮本の声に華を添える。奏でてくれー!とか云ってたストリングス紹介の時。シャララの時も一緒にやりましたとか。
コレでエレカシのみのライブは野音までオアズケ。新曲どんどん出しますよ。とか。云っていたし。ウタウタイのあの目と声を聴いたら。もう。なんでもいい!好きにしてくれー!!!!と思う。コレからの更なる飛翔。待つしかない。ライブが人を選ぶんじゃない。唄が人を選ぶんだ。(02/6/2)(上に戻る)
2002年5月30日 渋谷公会堂
1.奴隷天国(こんなに後ろなのに、宮本の声との差が1mくらいに感じる)
2.おはようこんにちは(「口が開いてる」とガムテを石君の口に。その後宮本に外されるまでずっとそのままで演奏してた石君)
3.デーデ
4.武蔵野(富のドラムが心地良い)
5.女神になって(良かったー!)
6.部屋
7.面影(あんたこんな風にやんないで!と、左右にフリフリしながらリズムを取る人を指す。んなこといいから早くやってくれよ!と思う)
8.秋−さらば遠い夢よ−
9.かくれんぼ
10.マボロシ(28歳オジさん感涙)
11.暑中見舞−憂欝な午後−
12.真夏の革命
13.普通の日々
アンコール1
14.金でもないかと(信じられない)
15.浮雲男
16.昔の侍(イントロ部がガクッ。でも後半の照明と重なるサウンドは宮本の声を更に進化させる)
17.優しい川(素晴らしかった)
18.今宵の月のように
19.珍奇男
アンコール2
20.悲しみの果て
21.ハローNew York!
22.あなたのやさしさをオレは何に例えよう(ホーン隊の入ったバージョンはスゴクカッチョいい!!!ホーン隊に身悶えてしまう)
席は1階28列35番。後ろから2列目。
生ホーン、最高だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
28列35番まで、しっかりその心意気、届いたぜ!!!宮本よ。トウキョーの空気は宮本にパワーを与え続ける。音楽は奇跡を生み出せる。ライブが、いや宮本が人(客)を選ぶんじゃない。歌が人を選ぶんだ。「優しい川」を聴いた時、本当にそう思った。「マボロシ」では不覚にも泣いた。久し振りだ。感涙するのは。宮本の声は儚すぎる。上手くは言えないが。ストリングスも良い具合。昔の侍のイントロ時に宮本のギターの音がでか過ぎで聞えなかったのがうーんだったけど。どんどん良くなっていった。宮本がギター弾くの止めたからか…。宮本と俺との闘い(噺家と客の関係に似ている)は、最後にくすりと笑ってしまった俺(客)の負けだろう。今日は、千秋楽。ダイヤモンドは最後。どんな輝きをミセルのだろうか。楽しみだ。テンションはMAXで。いくぞ。(02/6/2)(上に戻る)
2002年5月6日 戸田市文化会館
席は1階1列31番。石君側通路すぐ脇であった。最前列である。数年間エレカシのライブに行っているが、こんなのは初めてである。ホールの最前列とスタンディングの最前とはワケが違う。しかも今回のツアーの初日。「ライフ」を引っ提げてのホールツアーで。こんな近くで観れるのかと。始まる前からテンションがおかしくなる。
時間を押してのスタート。客デンが消える。
メンバー3人がパラパラ出てくる。…トミのドラムから。
「奴隷天国」
…ダラリと宮本が現れる。「あくびして死ね!」で。コロされる。宮本が動くたびに会場の空気が揺れる感じである。
「おはようこんにちわ」
イントロの重ーいサウンドがうねりを創り。そこから「おはようーこんにちィうわ―さよ・お・な・あるア゛ア゛アァァ―!」
とぶつけてくる宮本。もったりとしたクリームのように粘りを聴かせる。
「デーデ」
弾ける感じ。宮本が「金があればいい〜!」と、ぐわっとこっちにくる。体が緊張する。目の前でデーデを唄う宮本。その距離1m。
「武蔵野」
トミのドラム。今回。ホントにトミがカッコ良かったー。いつもは宮本ばかり観てしまうのだが。今回ばかりはトミにロックオンである。歌を口ずさみながら叩くトミ。ホントにカッコイイ。
ここからは「ライフ」からの新曲タチの披露になる。
「女神になって」
「ライフから聴いてくれ〜!」で始まった。
イントロから。成ちゃんのベースブリ。今回のアルバムの目玉じゃないかと思う。どの曲も成ちゃんのベースラインがどれもカッコイイ。トミのドラムも成ちゃんのベースあっての。トミの爆裂ドラムがあるという感じ。特に、この曲のベースライン。良いよね。
「ココにダンディズムベースあり」である。そして。なんといっても。石君のコーラスである。私の前に石君がいて。石君の声もキコエタ。
「こんばんわーエレファントカシマシです。えー今日は…戸田にえー皆コンサート来てくれてサンキュー!…存分にはりきって楽しもうぜ!エブリバディ!…えっと…「部屋」を聴いて下さい…」
とココで、トミがカウントを取るが、宮本が「ちょっと待って・・」と水を補給。トミが頷く。あー。こんなシーン見れた。宮本のオーケーが出てトミのカウント。
「部屋」
「ライフ」の1曲目。この曲から。全ての始まりというか。今日の生活のスタート。という感じで。どんどん「明けて行く」イメージある。今の宮本の心情そのものという感じ。短い曲だけど。良い曲。
ギターを持って。
「…uh〜♪…というのはね…あのー面影という曲をえー非常に35で…ギタージャーン…OHYEAH…OH yeah everybody戸田へ…everybody ようこそ…♪」
「面影」
宮本も石君もアコギ。前の3人は椅子に座って。石君は機械も使用。石君の宮本を見る目は職人そのもの。
宮本の声は「儚い鳥」のよう。甘い歌。キーボードも良い具合。
「エビバデサンキュー…今日は ああ 戸田でエレファントカシマシのコンサート…おお…皆は何時に目を覚ましました?今日はまだエブリバディ連休の〜最終日じゃ〜ないか〜俺は〜ヘイ!12時に起きました〜OHYEAH〜ヘイ高速道路であ〜戸田南で降りました〜あ〜エビバデーようこそ!最後まで楽しんでってくれ〜oh〜wowowo〜fu〜エビバデ!俺たちも張り切って最後まで行くぜ〜え〜い♪」
「あのね〜戸田の地はこれは…あの一種あのやっぱりアレですね。駅までは水田ないしは畑のね中が非常にそのあのまだ残っていて…地形が。それでそのあの碁盤模様みたいなの…随分迷っちゃいましてね…戸田に着くまでに。30分くらいあのー街の中を走り回ってしまいましたけど。えー…皆さんはあせらず着きましたでしょうか?駅から近いんですか?
……えーご承知の通り本当に方々にエレファントカシマシ…僕ニューヨークにね2001年とまあ僕らと言いますかね…石君と(皆を指して)…行きましたけどね。あの2001年3月と10月と12月とかニューヨーク行きましてね。でーまあでもあのもっともねニューヨークっていう街はこのあれ極端な話そんなにもう思い入れもない向こうも景気が良いしね???だしね…でねこう…あのちょんまげも結ってない。まあ僕も結ってませんけどね。非常にこう変な対抗意識っていうものがありまして。まいいんですけど。それはいいんですけど。ニューヨークで作った曲を何曲か聴いて下さい。」
「秋」
アコギ。宮本だけにライトが当てられる。途中の口笛。
…
「あの夏の〜思い出は〜どこへやら〜♪」「東京の空」??!!
「ということで、今回僕らは小林さんとまあの〜あの〜…言わば出張みたいになっちゃってね日本語オンリーだしねえ…日本語オンリーっつってオンリーなんつっちゃって…ますけどもね…」
とこっち向いてたんだけど、あまりにもなんか。このまま曲に行って欲しかったので。え?っとなってしまい。笑えなかった。
「こりゃまあコンプレックスがあるんでしょうね…こうまあ根本的にはねえ…ええ。カッコイイからねえ…英語っていうのはねえ。やっぱり歴史のある…ええ…ま戸田なんかもねえこの非常にあの戸田ってこの埼玉県はあの非常に実家があの近いですからねえよくあのコンサートっていうか。大宮もフリークスっていう当時はあのライブハウスがあって…っていうどうでもいいっすけど話が…オーケーじゃああの…かくれんぼという曲を聴いて下さい。」
「かくれんぼ」
この時はもうステージ上には宮本しか居なくなっていた。
ぴあのとの共演。宮本の声はピアノによく合う。ライブでしみじみする。
「マボロシ」
この歌詞もやっと出てきた感情をコトバにして。という歌詞だ。紡ぐように唄う宮本。
「暑中見舞」
こっからはテンションを上げる。
なんかこの曲はしっくりこないんだあ。最近。なぜだろ。
「真夏の革命」
「ライフ」の中でもピカイチの光を放つ。goodmorningから続く宮本節がライフの中でイチバン出てる気がして。すごくスキなんだ。こっち側の曲が現れると最近安心くん。歌詞も曲も。煽りたくなる。躍らせたくなる。トミ観てくれよ!トミのカッコイイことこの上なし。スゲーカッコイイ。
OHYEAH!OHYEAH!「ライフ」から立て続けにお届けして参りました。今日は…えー…オンキーボード…ワタナベタカヒロさんをお迎えして…エレファントカシマシです。イエイ。オンベース、成ちゃん…今日もさっぱりと。ダンディに決まってます。オンドラムス、トミー!トミ!!石くん!オッケーエブリバディ、じゃあここでんじゃ…総合司会の宮本でした。サンキュー。……
「普通の日々」
透明。
サンキューと言って、去って行ってしまう。え?これで、本編終わり???
なんか…え?コレで終わるの???と思ってしまう。
うーん。なんか。アンコールしてるっていうか。小休憩って感じだー。と思う。
アンコール1
宮本は右に左に愛嬌を振り撒く。
「イエイ〜!みんなどうもありがとう!もうちょっとやるぜ〜」
「ふわふわ」
一瞬、何の曲??と、思ったが。これホントか??ナマ「ふわふわ」
石くんすごくうれしそーに、ギターを弾いている。トミもニコニコくんである。
でも宮本は睨みを利かせ「カネカネカネカネ…」である。もっとヘラヘラ唄うのかと思ったら。全然である。ふわふわが聴けるとはなあ。
最新曲とマボロシの曲が混在してるコンサート。それ今。俺、体験してる。
「浮雲男」
「1−2−1.2.3…」で始まった。そうか。シングルスからか。
成ちゃんに近寄り、成ちゃんを前に。その後ほったらかし。
「石くん、ギター!」で、石くんが前に。おお。目の前で石くんがギターを弾いてる。うえーい。となる。ギター部門炸裂。
「コレ…20…なんでこんなの考えたんだ…バカバカしい歌だねえ…浮雲男でした。リアリティのある…わりと…」
アコギ持つ。
「イエイ…」ポロロン…。ギター弾く
「今宵の月のように」
「…♪くだらねえとつぶやいて♪…あれ?(キーが変)…♪くだらねえとつぶやいて♪(キーが違う)…あれ????…♪くだらねえとつぶやいて…冷めたツラして歩く…♪…」と始まった。
いつの日か輝くだろう溢れる熱い涙♪…その後「ギャーン」と石君が入ってくると
「オイ、うるさいんだよ!」と一括される。すぐ止める石君。宮本のガタガタのコードはそのまま。無理矢理の弾き語り。しかしコレすごく良かったなあ。
久し振りに嗚呼!!なんていい曲だ。と思った。
「珍奇男」
アンコールで歌いながら剥がしたガムテープをマイクコードにくっつけて。そのまま唄っていた。
「哀れなる珍奇男皆さん呆れておられる〜」まで弾き終わると、そのガムテープが引っ掛かり。マイクがゴトッ!と倒れる。マイクを直す。中断。
「コレ(ガムテ指す)が悪いんだ…」しかしなんのその。その声の爆弾をぶち込む。
「私を見たならシャラリラララ…お金を投げてね…」
トミのバスドラから…盛り上がり…そこからアコギからエレキに交換する。
その瞬間かどうかはトミを観てたので(笑)。よく分からないのだが。宮本はマイクに顔面強打。右目上辺りを擦り、顔が歪む。しかしなんのその。
「おーいおーい珍奇男 なんでそんなに威張ってる…」
宮本が存在だけで「珍奇男化」してる。そこに本気の珍奇男が本気の「珍奇男」を唄っている。なんかライトアップも手伝って。激烈にカッコ良かったな。後半もすごく良かったす。石君とかトミとか成ちゃん皆もなんか「いくぜ!」みたいな気合いが満載であった。
「コールアンドリスポンス…エビバディ…コ、コールアンド…リ、リスポンス…へ(笑)。」
ギャーン…「どえーいい」
トミ…のギヤがトップに入る。ニトロも入る。
「コールアンドレスポンス」
こっちもシフトをトップに入れる。頭の中はこの音だけに支配される為に。宮本の声は稲妻のように。宮本に死刑宣告され。もうココで弐度コロされる。
石君が途中。ソロを弾いていた。しかも宮本に「やれ!」という指示が出てるのを見た。なんか、それを確認した石君は、またもやギヤをトップに入れ。すごいカッチョイ〜ソロを弾いていた。あ、ギタリストだ。と思った。コレだけ近くで石君のコールのソロだー。と。思う。
それにトミ!!コールのトミのドラムには本気でチビりそうになってしまった。ガクガクとなる。トミがドラムを爆裂させるたびに「オレ、SHOCK HEART!」というか。目が離せなかったなあ。つい口に出てしまう「くっはぁ…かっちょいーなーオイ!!」だった。
「サンキュー」で下がる。
トミに完全に心臓を撃ち抜かれてしまい、死んだ魚のようになる。
アンコール2
「イエイ!(イエイ!)イエイ!(イエイ!)イエイ!(イエイ!)サンキュー!」
「悲しみの果て」
死んだ目をしてた魚(わし)が、焦点を取り戻せた。イイ曲。揺るぎない。
「あの…猫…家の近所にいるあの猫なんていうのはかわいーなってそんなふうに思います…あの…かわいいねあれねえ…あんた(石君に)最近、カメとかもう飼ってないの??」石君にマイクを向ける。
「飼ってないです。」石君
「どうして?死んじゃったの?」石君にまたマイクを向ける。
「あの…う…おふくろが。」と石君。
「おふくろが(笑)…世話を見きれないから。(と、頷く)…ああ…あのでも受難でね猫も。やっぱ交通のいまやっぱり車が多いですから。あのよくあのーまあ悲しいけどこれしょうがないけども…轢かれちゃってるのがいんだよねえ。道とか走ってると。っていうのは特にまあしょうがない…摂理…摂理…っていうのもありますけどもね
…まあでも…はい…でニューヨークへね…僕はその10月にその行った時がまあ結構良かったっていうか。まあ秋でね秋っていうのはどこの国でもやっぱ良いものみたいで。そうなんです、あのう皆さん知ってますか?あの僕はあの1つだけそのアメリカに行って発見したのはねスズメが日本よりデカイです。ってことはわかりました。
冬のあの…ほら出張でもう…もうホテル帰ってもさああの〜お母さんがそのあの「起きてください、ホラ部屋掃除しますよ」ってくるわけ。朝の9時くらいから。それで朝の…9時、11時から夜の9時くらいまでみっちりレコーディングやってるでしょ?それで毎朝公園とか行って、秋の空見ながら…川があってさ。んでスズメがチュンチュン飛んできて、あースズメでけえんだなあ…とか思いながら…っていうそんなニューヨークの歌を1曲聴いてください。「ハロー!New York」」
「ハロー!New York」
コレ聴くの、弐度目だけど、なんで、コレ「ライフ」に入れなかったんだろう。と思うほどの名作だと思う。隠れた一等星。ライブで蒼白く輝く。
「イエイ!!でもあの外国にね出張に行く方は…あのニューヨークシティとかバッチリですよ。あの…単身で行くの…まあ出張っていうか皆さんまだ学生の方も…(会場を見渡す…)いらっしゃらないかな…そんなにね…働いてる方が…
ギターギャーン…エビバデ今日は…っと…サンキュー(ギャーン)初日です。ラッキーだぜエブリバディ今日は(ギャーン)………んん…古い美術館に眠る…愛する力を…あなたのやさしさをオレは何に例えりゃいいんだエブリバディ!!何に例えればいいんだい?」
「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」
ライブで良い曲だ。ホーン隊がくるかと思ったのだが。それはなかった。キーボードの力はかなり大きい感じ。メンバーを順番に紹介。その時のソロパートはそれぞれ良かった。FACTORYではぼーっとしてたんだけど、今回じっくり観た気がする。
会場がどんな感じで盛り上がっていたのか、途中、全然振り返らなかったので、分からないけど。後半になるにつれてぐわーっと盛り上がった感じがする。コレは拳振り上げではないだろうから。CLAP YOUR HANDSで。
エレカシココにあり。であったと思う。
最新曲からマボロシの曲まで幅の広いコンサート。宮本が青いタンバリンをフリフリ。5秒ぐらい持つ。すぐ放り投げる。それを何回か見た。「男」の書いてある紙をべりべり剥がした。成ちゃんのアンプはボロボロで、それを紙で隠してたみたいだった。すごく使い込んでる感じ。トミがあんなに唄ってるとは思わなかった。曲間にみせる表情がグッときてしまった。
エレカシの多面性を再確認できた素晴らしいコンサートだった。
どの曲もそれがエレカシであり、宮本の音だから。古い曲が錆びない。新しい曲も軽くない。しなやかでやわらかい喉が紡ぐ沢山の愛すべき唄。
4人であることの強さ。を。感じてワクワクした。
ツアーの初日。コレはまだ原型。こっから各地で揉まれて磨かれ。ピカピカに光ったダイヤモンドは千秋楽。どんな形になってくるのか。本気で楽しみだ。ギアはトップに入れておこう。
1. 「奴隷天国」
2.「おはようこんにちわ」
3.「デーデ」
4.「武蔵野」
5.「女神になって」
6.「部屋」
7.「面影」
8.「秋」
9.「あの夏の〜思い出は〜どこへやら〜♪」「東京の空」??!!
10.「かくれんぼ」
11.「マボロシ」
12.「暑中見舞」
13.「真夏の革命」
14.「普通の日々」
アンコール1
15.「ふわふわ」
16.「浮雲男」
17.「今宵の月のように」
18.「珍奇男」
19.「コールアンドレスポンス」
アンコール2
20.「悲しみの果て」
21.「ハロー!New York」
22.「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」(トップに戻る)
2002年5月3日 LIVE FACTORY
FACTORYの観覧。ドキドキもの。141番。一緒に行っても良いよーと言ってくれた方々と入る。入るだけですごい手続きを取らされメンドイの極地。皆キレそうだ。結局、成ちゃん側の3列目くらいで誰に押されることもなく。ゆったり観れた。最初。Folder5のイチバン売り出したい子がボーカルで有名なベースの人とかギターの人とかがいるバンドが前座。しかも。やつらはRCを唄った.
「ドカドカうるさい…」と。「いいことばかりはありゃしない」を唄った。この曲はすごく好きなのに。なんで唄うんだろう。と思う。どうでもいい。んで、次がエレカシだった。
1.奴隷天国
2.おはようこんにちは
3.デーデ
4.女神になって
5.部屋
6.即興曲(俺は〜今日は12時頃に起きて車で来たんだけどフジテレビの入り口が分からなくて通り過ぎたんだぜーみたいな歌)
7.秋―さらば遠い夢よ―
8.普通の日々
9.暑中見舞
10.あなたのやさしさをオレは何に例えよう
いきなりの「奴隷天国」。誰もが今のエレカシの状況を分かってるだけに。コレはあまりにも不意打ちであった。少なくとも私は。「オイオイオイ!!こっちのテンションかい!」と。つっこみたくなるが。ボルテージは2年振りに出たアルバムへの感謝か。ファンは盛り上がりをみせる。私も踊った。
次の「おはようこんにちは」も「一体宮本よ、どうなってんの??」という感じであった。「デーデ」。盛り上がっとくか。という選曲。いささか期待ハズレ。
こっからは「ライフ」からの選曲。「女神になって」では。なんと石君がコーラスをやっていた。これを観た時は我が目を疑った。しかし、これはマジであった。石君がやっていた。今度のツアーでは石君のコーラスが楽しみになってくる。
「部屋」。ライフの1曲目。この曲はホントに好きである。宮本が友達に唄ってるような感じになる。コレから始まるんだぞ。こっから全てが始まるんだぞ。という感じである。
「秋」はノスタルジックなモノクロのイメージ。「普通の日々」。「秋」に続いたから。なのか。間延びした感がある。ダルーッとなってしまった。デーデまで踊っていたのが。仁王立ちして構えてしまう。
「暑中見舞」。MCが入らず行ったのだが。あまり乗れない。後半。宮本がスピードアップし。成ちゃんとトミがぐおー!っと早くなってるのが笑えた。
「あなたのやさしさ…」。ライブで良い曲だ。多分、ツアーでは後半に持ってきて。メンバーを紹介するんだろう。エレカシが曲に合わせてメンバー紹介をするなんて。数年前まで。や。こないだのインストアライブでも思わなかった。
宮本が客の反応にとても敏感に反応しているのが分かった。トキオリ笑顔がこぼれる。新曲タチの初ライブだ。ライフの曲タチが宮本の手から離れ。聴く側に委ねられる瞬間だから。其の瞬間に出会えたことを何よりも愛そうと思う。ツアーはすぐそこだ。
其の後のバンドは。は?で。もう1つのバンドのは最後の魚が3匹映りながらやってた曲が好きだった。JAMっぽいっていうか。ラリ系。最後のNUMBER GIRLは、すごい盛り上がり。向井のMCと久子ちゃんのギターブリが印象に残る。宮本との会話も笑えるものだった。(上に戻る)
2002年3月10日 渋谷タワーレコードインストアライブ。
渋谷タワーレコードにエレカシのインストアライブに行った。後ろの番号だったし、もう…その場に存在してることで俺サティスファイ。満足だったので。後ろの壁近くで観る。全体が観れるなと思っていたのだが、なんとカメラマンが立ち塞がり、宮本は殆ど全く見えない状態だった。成ちゃんが辛うじて見える。石君も頭がたまに見える。宮本は動き回ると見えた。でもモニターで見えたし。充分である。始まる前スゴクドキドキしていた。まるで。下駄箱で好きな先輩を待つ女子高生ような動悸。客電が消えフッと現れた4人。
第1部
1 「武蔵野」
2 「孤独な旅人」
3 「デーデ」
4 「星の砂」
5 「悲しみの果て」
6 「月夜の散歩」
7 「珍奇男」
8 「ハロー New York!」
9 「普通の日々」
アンコール
10 「暑中見舞 -憂鬱な午後-」
11 「コール アンド レスポンス」
「武蔵野」からくるなんて。久し振りに聴く「武蔵野」はどこかすごく優しくて。何処かすごく切なかった。
「孤独な旅人」はこの季節にぴったりである。好きな唄。成ちゃんのベースラインが好きだ。
「デーデ」から「星の砂」の流れ。誰もがじっとしてられない。「7周年記念にようこそー!俺の店じゃねえけどよ〜!」とか言う。
「悲しみの果て」。私のエレカシ歴全てのはじまりの歌。
弾き語りコーナーに入る。「月夜の散歩」は出だし「ぶらぶらと〜…じゃねえや…♪」と。「孤独な太陽」を唄い出し、ちょっと笑う。しかし唄い直しの「月夜の散歩」は極上のワインのように。甘酸っぱい。胸に染み入る。途中の口笛がなんか変だった。
「珍奇男」は文句なし!断然バッチシ激烈カッチブーである。揺るぎ無い。何やりましょうか??っていう宮本に「ふわふわ」とか「はじまりは今」など。声が掛かる。宮本との波長(その時やりたいと思った曲が客から言われたら)が合えば即興でやってくれそうな感じだった。「花男」と叫びたいのを必死に我慢する。
ココでオルガン演奏者の山口さん(だったか?)を紹介し、そのまま「へローヌーヨーク!」CDより各段に良い。ウロウロしながら。即興のような感じだけども。いや何かとてもイイ。ヌーヨークはスキだけど。愛してるのはトーキョーなんだって。そんな具合で。
俺のよ ねぐらはTokyo City おまえの胸…
と歌う宮本のあの声と眼を観た時。グサッと胸をナイフで刺されたようだった。コレか。この感じ。また。くそー。かっこいいぜ。
「普通の日々」はHEY!HEY!HEY!で聴いた時よりも格段にスキになる。天声。フルコーラス。
胸の奥にしまってばかりの 臆病な俺は 心の中いつも描いてた 街を人を時を すべてを 思い出そう
の部分は「今の宮本そのもの」で。それを搾り出すように。唄う宮本をモニターで観てた。瞬きもできないというか。金縛りに近いというか。息を殺して。そんなウタウタイの姿を。隠れて見ているという具合。宮本は語り掛けていた。語りがそのまま唄となっている。そんな感じだった。あの横顔。強く眼に焼き付けた。
1回引っ込んで。アンコールでまたやってくる。「すいませんねーホントに。」と宮本がベラベラ何か言う。
で「暑中見舞」へ?と思ったが。久し振りに聴いた。
「俺の両腕いまだ勝利無く されどこれという敗北も無く…」
待っていたのはあの曲「コールアンドレスポンス」。宮本ギターを持って。「オイ!俺達に都合のいい法律を!オレ達がやるんだよ!オイ!!」って。ホントにさっき「胸の奥にしまってばかりの 臆病な俺は…」と唄っていた人間なのか。と。疑うほどである。持て余してたギターを放り投げ「死刑宣告!!」するウタウタイはそのエネルギーを撒き散らし。去って行った。
コール…の時。石君を引っ張り。成ちゃんの方に押す。そそくさと石君は自分の位置に戻ろうとしたら。今度はトミの方にドンと押す。当然。ドラムセットは傾き。トミは「んー?」という顔をしていたが。直すローディーも余裕もなく。トミは男気で叩き切っていた。一瞬打ち込みが空しく響いた。
「テレビに出るのが嬉しくてねえ…モーニング娘。と並んで座っちゃってねえ…」と先週のMステの話。変だったねえ。エレカシとモー娘。だもん。
成ちゃんは「なんか今日はヨーロピアンみたいな感じですねえ」と言われていた。髪の毛がナイナイのヤベッチみたいになっていた。後ろだったので見えなかったが。黒のVネックシャツを着ていたらしい。そんな「ラフ高緑」観たことない。貴重だ。宮本が話してるのを。ニコニコして観ていた。
石君は宮本に何かを聞かれて「うんうん」と頷いているのが見えた。何聞いたのか忘れた。頭を振り乱し弾いていた石君。トミは皮パンツ(だったらしい)で。真っ青なTシャツを着ていた。ヘヤースタイルもボクサーみたくてカッチブーブリに磨きが掛かっていた。
どの曲か忘れたけど。宮本が「まだ」と言ってるのにカウントを取ってしまう。すかさず「もうちょっと余裕を持ちなさいよ…オッサン!」と言われる。引き揚げる時、成ちゃんと肩を組んで帰っていた。
宮本は全曲に全身全霊であったように思う。すごい気合いだった。アニマル浜口の「気合いだー!!」くらい気合いが入っていた。ホントにインストアライブなんだろうか。というくらい。素晴らしいアクトだったと思う。いつもと同じライブ代を払ってもいいと思った。私の2002年がやっと明けた。明けましておめでとう。(イチバン上に戻る)
2002年2月17日 HEY!HEY!HEY!観覧。
昨日、HEY!HEY!HEY!の観覧してきた。131番。雨の中、傘もささず。震えながら待つこと30分。控え室に入って待つこと45分。200人いたかいないかくらいの観覧者達。整理番号順にスタジオへ。イチバン左後ろの方へ立つ。ADが手拍子すんな!とか唄い終わったらイエーって言えー!とか言う。
4人登場。成ちゃん、石君、宮本は見えるが、トミは髪が見える程度。しかも、なんか短かった。フワフワっとしていた。若く見えた。
「でわ、歌を聴いてください。カラオケですよ」と。宮本。しーんと。客。して。いきなりスピーカーから。「カッ!カッ!カッカッカッ!」と。打ち込みのカウント。コレにはかなりガクっとなる。
「普通の日々」を聴く。宮本の声はサビと思われる「普通の日々よ〜」で。透明。しかし、テレビ用なのか。曲の半分だと思われるところで中途半端に終わる。え?と思った。終わってしまい。宮本がなんか「○○でした〜!」と言っていたが。あまり憶えてない。で、また会おう!さよならーという具合で去っていった。前にいた女子は「え?コレで終わりなの?マジ?」と。いかってた。そうだとも。その通りだとも。
曲は耳をそのまま抜けてくような感覚。メロディとか。歌詞とか。私が見てた場所は入りの反対側なので。どんな格好だったのかとか全然見えない。宮本は髪の毛が短くなっていた。黒い服を着ていたような気がした。この間、5分もないだろ。
1発でオーケーが出たらしく。とっとと帰れ!という具合で。参本目となるへッポコストラップを貰う。5本溜まったらなんか貰えるだろうか。貰えねえよ。放送は参月4日。(02/2/18) トップに戻る。